導入から出荷までどうやって育てるか
自分で考え実行することができ、
目標を立てることができます。

みらいファーム(株) 肥育部門

仕事の内容

肥育部門では、9ヶ月齢で導入した牛を20ヶ月間肥育。29ヶ月齢で出荷します。月に100頭もの牛が導入され、100頭出荷しています。

導入から出荷までの間に除角※1、削蹄※2、治療、日々の牛の観察など、さまざまな事を行い、質の良い牛を育てています。その他、良い環境で牛を育てたいので、牛舎周りや農場内の清掃など、徹底して行っています。

※1 除角とは?牛は他の牛に対し角突きを行うことがあるので、牛の攻撃性を抑え、けがの発生などを防ぐために行います。

※2 削蹄とは?蹄(ひづめ)は牛のバランスを安定させ、立ったり、座ったりするためにも重要な役割を持っています。ですから蹄が変形したり、病気になって歩けなくならないように、定期的に整える必要があります。日々の観察の中で、蹄の状態を観察することも大切な仕事の一つです。

この仕事をして良かったと思ったことや、嬉しかったこと

自分の担当牛舎で20ケ月肥育した牛が出荷され、その牛の品質評価と重量が共によかったときです。出荷牛の評価結果が出た後は、次の導入牛はどんなふうに育てようなど考えることも楽しいです。また、人間関係も充実しているのでとてもやりがいを感じています。

この仕事をして辛かったこと、苦しかったこと

入社当初はわからないことやうまくいかないことがたくさんありました。なかでも一番苦戦したのが体調の悪い牛を見抜くことでした。牛の体調不良は見抜くことが難しく、経験が必要です。

学生時代に学んだこと・打ち込んだこと・農業経験のこと

農業高校に通っていたので、日頃から動物の世話をしており、部活はテニス部に所属していました。授業や実習では、基本的な動物の生態や病気、飼育の仕方などさまざまなことを学び、部活では体力や腕力を身につけることができ、今の仕事に活かせています。

この会社を志望した理由や、感じた可能性

学生時代にいろいろな動物の世話をしてみて、なかでも牛の飼育に惹かれ牛を育ててみたいと思い志望しました。

牛を育てていく中で大事なことは、体調の悪い牛の早期発見、治療だと思います。早期発見し、早めに治すことができれば必ず良い結果に繋がると思います。

休日の過ごし方

休日は友達を誘って近隣の海へ良く釣りに出かけています。釣りにいくことで気分転換しています。

夢や目標、挑戦したいこと

日々の体重増加量(以下DG)の平均を0.8kgに上げることと、枝肉重量の平均を475kgに上げることです。導入牛の時点で大きい牛、小さい牛等、それぞれの牛に個体差があり、枝肉重量にバラつきが出ていますがDG平均を0.8kgまで上げることができれば枝肉重量のバラつきを改善出来ると思っています。

メッセージ

学生の方へ

牛の仕事は動物が好きな方であれば誰でも気軽に始められる仕事だと思います。導入から出荷までどうやって育てるか自分で考え実行することができ、目標を立てることができます。特に志布志農場は担当牛舎を持つことができ、人間関係も充実していてとてもやりがいのある農場です。

消費者の方へ

志布志農場は2016年8月22日に農場HACCPを取得しました。注射針や動物用医薬品などの使用を手順に沿ってしっかりと管理し、より一層、安全・安心で高品質な牛肉をお届する体制を確かにしていきます。